数字という恐怖
2ヶ月前ぐらいからランニングをしています。
コースを固定し、同じ距離を走っています。
頻度は2日に1回ぐらいのペースでしょうか。
暑くなってきたこの季節では汗がすごく出るので、悪いものが出て行った感じが好きです。
本来なら毎日走りたいのですが、日が空いたりするのには理由があります。
それはタイムです。
僕は「Nike Run Club」というアプリを使用しています。
いつ走ったかを記録することが1番の目的ですが、このアプリはどのコースを何㎞走ったか、1㎞ごとに何分で走ったか、はたまた1分間のテンポまで情報を出してくれます。
どうせなら記録は細かい方がいいと思い、これを使い続けています。
しかし、これが僕を追い詰めてきます。
同じ感覚で走っていてもタイムが縮んでいることがあります。
自分が速くなっていることを実感します。
そうなるとタイムが気になり始めます。
それは加速していき、毎回どうしても前の自分を超えたくなります。
そしていつの間にか目的が健康のために走ることから速く走ることにシフトしています。
全力を出すとしんどいです。疲れます。続けていくうちに走ることに対するイメージが辛いものになり、走りに行きたくなくなり、一旦やめてしまいます。
こうなることがわかっていても不思議なことに何度もこの罠にハマってしまいます。
まるで一種の中毒のようです。
ダイエットをしている方で過剰に体重を気にする方がいますがそれと同じですかね?
実はこのアプリは走行中にも情報をくれます。
1㎞ごとにアプリからアナウンスが来ます。
1㎞通過したこと、総合のタイム、1㎞平均タイムの3点です。
非常に便利ですし、欲しい内容ではあります。
ですが、それと同時に速く走れという悪魔の呪文にも聞こえてきます。
こんなことがあるので、ランニングが辛くならないように意図的に日にちを空けて走っています。
また、最近では人と一緒に走るようにしています。個人的にはこれが一番効果ありです。
いっそタイム計測はやめようかと思いましたが、アプリにはすでに記録されている内容があるし、何よりこのアプリは素晴らしいと思います。上記の内容はサービスの一部で、機能としてはまだ他にもあります。
なので、なるべくこのアプリとうまく付き合っていければと思っています。