皮肉

最近は読書をするようにしています。

知識を身につけることは目的の一つですが、自分は読解とか情報処理が苦手だと思っているので、読書をすればそれが身につくのではないかと思ってのことです。

また、もう少し幼稚な理由で言うと、本を大量に読んでいる人は単純にかっこいいと思っていて、そうなりたいというのもあります。

本にマイナスなイメージはありませんので、できるだけたくさん読んでいきたいです。

しかし、問題があります。

まず、先に書いたとおり情報処理が苦手です。

そこまで難しい本は読んでいないので、まったく理解できないということはありませんが、どうしても読み返しが多くて時間がかかります。読んだ気になっててまったく頭に入っていないなんてこともしょっちゅうですしね。

加えて集中力が切れやすいです。

1ページ読んでは一回置いたりします。読みながら関連のことを思い出し、思考が始まってしまいます。

そして極めつけは一気に情報が入ると、どれがどの情報だったかがよくわからなくなります。そのくせ読み返しはあまりしたくないというわがままぶりです。

なので継続的に、そして大量に読書をしたいのですが、それができないのです。昔から国語は苦手だったので、訓練不足ということですかね。

 

それにしてもやりたいことと自分の特性が一致しないというのは皮肉なものです。

僕はスポーツをやることがすごく好きで、特にバスケットボールは好きです。

しかし、困ったことに身長はないし、体も大きくなりにくく、線が細いです。

ボートレーサー向きの体型です。

また、スポーツの中でもスラムダンクの影響でチームスポーツっていいなと思っているのですが、遠慮や萎縮をしやすく、コミュニケーション能力の低い僕はなかなかうまくいきません。それに比べるとまだ個人スポーツの方は頑張った分が成績に反映されていました。

できないから憧れるのか、憧れているものに向いていないのかはわかりませんが、自分が好きだと思ったことが向いていないとわかったときは結構しんどいですね。

体格的な面だけであれば頑張れますが、人間的な性質な部分で不得意と思ってしまうとなかなか自分をフォローできません。

結局それでも諦めない精神力があって、頭を使って必死に練習する人たちが日の当たる場所へ行くのでしょう。かっこいいですね。ぜひそうなりたいと思うのですが、堪え性も覚悟もない僕にはなかなか難しいです。

 

どうしても無い部分を見がちな僕ですが、環境には恵まれていると思っています。

親、兄弟、妻は本当に自分のことを気にかけてくれています。本当に困ったことが起きてしまっても相談に乗ってくれて、精神的な逃げ場を作ってくれるのだと思います。

また、辞めてしまった会社も本当にいい人ばかりでした。相手のことを考えた上で行動をしている人が多かったです。

僕は良い環境に生まれてきて、良い環境に出会う才能があったようです。

 

遅れながも理想の自分と現実の自分の差をここ数年でしっかり実感してます。

なのでこれからは、自分に合ったペースで進めていき、自分の子供や関わる人たちに良い環境を与えることができれば嬉しいと思っています。